マーブル動物医療センターでは、ワンちゃん・ネコちゃんの皮膚・被毛・痒み・アレルギーに関わるあらゆるトラブルを診療します。犬アトピー性皮膚炎や猫のアトピー様症候群、食物アレルギー、細菌・真菌感染、外部寄生虫、脂漏症、皮膚腫瘍など――皮膚病は動物病院で最も多く見られる疾患のひとつです。
2つの皮膚病
1. 治る皮膚病:細菌/真菌感染、外部寄生虫症など、適切な治療で完治が見込めるもの
2. 治らない(付き合う)皮膚病:アトピー性皮膚炎や慢性食物アレルギーなど、生涯管理が必要なもの
当院では、治る病気はしっかり治す/治らない病気は最良のコントロールを目指す という二本立ての方針で診療を行います。
病気への理解と家庭内でのケアこそが長期管理のカギ。ライフスタイルや習慣まで一緒に見直し、最適な“付き合い方”を探ります
また、トリミングサロン併設のため、トリマーと獣医師の連携が可能。
被毛の変化や軽微な湿疹をトリマーが発見したら獣医師へ報告。小さな異常を見逃さず、重症化を防ぎます。
「痒みを抑えたい」「赤みが治らない」「薬を減らしたい」――そんな悩みを抱えるワンちゃん・ネコちゃんとご家族に寄り添い、皮膚も心も健やかな毎日 をサポートいたします。
毛がよく抜ける
皮膚が赤い
四肢を舐め噛みしている
毛ヅヤ毛ブキが悪い
ブツブツ/かさぶたがある
耳をよくかいている
フケっぽい
皮膚を痒がる
耳を痒がる/痛がる
これらの症状はあくまでも典型的な症状です。
他にも気になる症状があれば、お早めにご相談ください。
感染性皮膚疾患
細菌性皮膚疾患(膿皮症など)
真菌性皮膚疾患(皮膚糸状菌症・マラセチア感染症)
寄生虫性皮膚疾患(マダニ)
ウイルス性皮膚疾患
外耳炎
アトピー性皮膚炎
アレルギー性皮膚炎
内分泌及び代謝性皮膚疾患
甲状腺機能低下症、副腎皮質機能亢進症、
性ホルモン関連性皮膚疾患、
脱毛症X、アロペシアX
皮膚石灰沈着症
皮膚科の診療においては、飼い主様からの情報がとても大切です。まず初めに、現在の症状やそれまでの経過について、詳しくお話を伺います。
たとえば、「どんな症状が」「いつ頃から」「どの部位に現れ」「その後どう変化してきたか」といった点を確認します。症状が繰り返されている場合には、これまでに行った治療内容とその効果についても教えていただきます。また、季節によって症状の出方に違いがあるかどうかも、診断の参考になります。
皮膚病は、犬種や発症年齢、背景、皮膚の見た目(皮疹)などからある程度推測できることもあります。そのため、日常の様子やちょっとした変化も、ぜひ遠慮なくお伝えください。正確な診断につなげるためには、些細なことでも重要な手がかりとなります。
また、皮膚の症状の背景に、内科的な病気が関係している場合もあります。体調の変化や既往歴(持病など)についてもお伺いします。さらに、生活環境やスキンケア・イヤーケアの習慣、食事内容なども確認させていただきます。
問診を終えた後に、視診・触診などの身体検査を行い、皮膚病変の分布や状態、その他の部位に異常がないかどうかを詳しく確認します。
身体検査は、どんな診療科でも最も基本でありながら、とても重要な検査のひとつです。皮膚科でも例外ではなく、ワンちゃん・ネコちゃんの状態を把握するための大切なステップです。
当院ではまず視診・触診・聴診を行います。全身の皮膚を丁寧に観察し、どの部位にどのような症状が現れているかを確認することで、考えられる皮膚疾患をある程度絞り込むことができます。
また、皮膚の病変以外にも健康上の問題が隠れていないかを確認するために、心拍数や呼吸数のチェック、皮膚以外の部位の異常の有無もあわせて評価します。触診では、皮膚の質感や熱感、腫れなどの異常も確認します。
一見簡単そうに見える身体検査ですが、皮膚科においては問診と視診こそが、診断の最初の鍵となります。動物たちの小さな変化を見逃さないよう、丁寧に全身をチェックしていきます。
当院では、問診や身体検査で得られた情報をもとに、疑われる疾患を明らかにするために必要な皮膚検査を行います。皮膚の状態や症状に応じて、被毛や皮膚からのサンプルを使った各種の検査を組み合わせ、正確な診断に導きます。
アセテートテープ検査・皮膚押捺検査:皮膚の表面にテープやスライドガラスを押し当てて剥がし、顕微鏡で観察。皮膚の細菌、炎症細胞などを短時間で確認します。
皮膚掻爬検査:皮膚を軽く削り、ニキビダニ・ノミ・シラミといった寄生虫の有無を調べます。
耳垢検査:外耳の炎症や感染の原因を探るため、耳垢を採取して調べます。
抜毛検査:毛を抜き、毛の構造や毛周期の異常、真菌感染、ホルモン疾患などの兆候を顕微鏡で確認します。
くし検査:ノミとりくしで被毛をすいて集めた毛やフケを観察し、ノミやその糞、シラミ類を見つけます。
毛検査:毛を抜いて顕微鏡で観察します。ニキビダニや真菌などの寄生虫感染、毛や毛周期の異常を診断するために行います。
ウッド灯検査:紫外線を利用して皮膚を照射し、真菌(皮膚糸状菌)感染や色素異常を観察します。真菌感染部位は特定の蛍光を発します。
・真菌培養検査
皮膚片や毛を培養し、真菌の有無を確認します。特に皮膚糸状菌の感染が疑われる場合に行います。
・細菌培養検査+薬剤感受性試験
感染部から採取したサンプルを培養し、どの細菌が原因かを特定。あわせて、効果的な抗生物質を選定するための薬剤感受性試験も実施します。
・細胞診
皮表:セロハンテープを皮膚に貼り、剥がして顕微鏡で観察します。寄生虫や細菌、真菌などの表面寄生物を検出するために使用されます。
針吸引:皮膚の病変部から細胞を採取し、顕微鏡で観察します。腫瘍や炎症、感染症の診断に使用されます。
・皮膚組織生検
皮膚の一部を切除して病理検査を行います。重度な皮膚病変や腫瘍の確定診断に用いられます。
皮膚の症状から全身性疾患が疑われる場合には、血液検査、尿検査、ホルモン検査、レントゲン検査や超音波検査などが必要となることもあります。一般的な検査では診断が難しい場合には、皮膚病変の一部を採取して病理組織検査を行うこともあります。
例えば免疫介在性疾患・遺伝性疾患・全身性疾患・腫瘍などが疑われる場合、標準的な治療で改善に乏しい場合、脱毛症などで皮膚の状態をより詳しく知りたい場合などです。
超音波を用いて肺や胸腔内の状態を映し出します。胸の中に腫瘤が疑われるケースや胸水が溜まっているケース、または喉頭の動きや形態を評価する際に活用されます。
この検査は短時間で済み、ワンちゃん・ネコちゃんへのストレスが非常に少ないのが利点です。超音波は液体が存在する部位の描出を得意とするため、空気が多い正常な肺組織そのものを細部まで映すことはできません。しかし、胸水がある場合や肺炎・肺腫瘍で肺に水分が増加している場合には画像が得られやすく、異常の早期発見に役立ちます。通常なら映らないはずの部位に構造が映ることで、病変をとらえることができる検査です。
犬アトピー性皮膚炎や食物アレルギーが疑われる場合には、アレルギーに関わる血液検査やアレルギーを起こしにくい食事を一定期間与える除去食試験を行います。
皮膚や耳のトラブルを何度も繰り返すとき――
それは難治性皮膚疾患や皮膚以外の疾患のサインかもしれません。
• その場しのぎの投薬やシャンプーだけでは再発を防げない
• 長く続く痒み・脱毛・耳の赤みは、生活の質を大きく低下させる
• 根本原因を特定し、長期的な治療計画を立てることが重要
「痒みから解放してあげたい」「薬を減らしたい」
そんな想いを私たちにお聞かせください。
いつでもご相談を受け付けています。
ワンちゃん・ネコちゃん、そしてご家族が快適に暮らせる毎日を一緒に目指しましょう。